なぜ気功で病気が治るのか?
気の流れには、心と体のバランスを回復させ人の健康を保つ仕組みがあると考えられています。
気は生命エネルギーであると云われ、人はもちろん動物や自然も宇宙にも気の流れがあり、さまざまな生命に力を与えてくれるものだからです。
人の場合にも、筋骨格、内臓、神経や心も身体の隅々まで、生命エネルギーは常に流れ続けています。
例えば、何か自分ではわからない身体の不調が起きても、気の流れが元に戻ることで本来の元気な状態へと回復を促してくれます。
気功は、こうした「気」の流れを調える習慣を続けて、大きな成果「功」となり、回復力や免疫力を付けて健康を取り戻す方法だからです。
悪いところを切り取って、治ったと考える治療法ではなくて、自分の悪い生活習が作り出した病気を、気の流れやすい習慣に変えて、体調を整えるのですから病気が治るという訳です。
後天の気を補充して元気になろう
気とは生きている者の中に流れ続けているパワーで、生命エネルギーですよね。
このエネルギーには「先天の気」と「後天の気」と呼ばれる二種類の気がありますが、補充できるのは後天の気だけになります。
なぜなら先天の気は、先祖や親から受け継いできたもので、私たちがこの世に生まれた時に備わっている一生分のエネルギーですので、増やすことが出来ないのです。
そして後天の気は、食べ物や呼吸、自然の恵みや喜び悲しみといった感動など、日常生活の中で外から取り入れることが出来るエネルギーです。
私たちは、お腹が空けばご飯を食べるし、寝ている時でも呼吸を忘れることが無いように、後天の気は普通の生活の中で普通に生きていると、いつの間にか続けていることで、常にエネルギーを補充しています。
ところが、何となく空腹を満たすだけの食事や、ストレスが多く息苦しい環境では、身体が喜んでくれる良質なエネルギーの充電にはならないと想像できませんか?
そこで意識的に良質なエネルギーを取り入れること、後天の気の補充で元の健康な状態になるというのが気功の考えです。