楽しみにしていたデートなのにドキドキで呼吸も危うくなる!
先週の彼女とのデートの約束の日のことですが
天気にも恵まれて絶好のデート日和になった。
待ち合わせの時間よりかなり早く起きたし
準備もバッチリ!
しかし・・・
待ち合わせの場所へ行く電車に乗る瞬間に
不安な気持ちが湧いてきて怖くなってしまう
電車の経路は調べたから大丈夫なはずだけど
間違っていたり、乗り遅れたりしちゃうんじゃないか
そもそも乗る時に突然扉が閉まったりしないか不安になる
誰でもこんな不安になるかもしれないけれど
僕の場合はこの不安感に異常なほどに
身体が反応してしまうんです。
例えば
待ち合わせへ向かう電車に
上手く乗れたとしても
あの閉塞感がたまらなく息苦しくなる
そして
たくさんの人と一緒に乗り込んだ電車は
目的地まで本当に安全にたどり着いてくれるのか?
もしも安全だったとしても
同じ車両に乗り合わせた隣の人と
トラブルが起きたりしないだろうか・・・
いやいや
自分が大丈夫だったとしても
傍の人のトラブルに巻き込まれてしまうなんてことはないだろうか?
ただ電車に乗るだけのことなのに
こんなにも不安な気持ちを考え過ぎてしまうと
電車に乗り込む瞬間にドキドキが激しくなってくるのです。
せっかくの初デートなのに観覧車に乗れず
こうして待ち合わせ場所に到着するまでも
発作の不安という試練を乗り越えてきたけれど
初デートは彼女のリクエストの遊園地だったんです。
そこにはもう
いろんなタイプのコースターマシンや
体感型のアトラクションなど
何を選んでも発作の心配はないとは言い切れない
とはいえデートなのに
そんなに怖がっているばかりでは
彼女をがっかりさせてしまうのも悩みの種だ。
とにかく閉塞感や体験時間の長いアトラクションほど
僕の中では恐怖マシーンなわけだから
できるだけダメージが少ないと思われるアトラクションを選んで
初デートの1日をエスコートしようと考えたのです。
でもやっぱりデートと言えば、観覧車は外せないですよね?
賑やかで楽しい遊園地全体を独占するような景色は
2人のデートをロマンチックな時に変えてくれる
そんな最高のシュチュエーションですもんね。
いやむしろ
デート=観覧車なのに
パニックの発作が怖くて
いちど乗り込んだら再び地面に足が付くまでに
やっぱり15分は閉じ込められたままじゃないですか
しかもガラス張りだとはいえ狭い個室の閉塞感や
見晴らしがよいというのは高所だからでしょ。
もしそんな場所で発作が始まったら
いったいどうなってしまうのかと考え始めてしったら
僕の心臓は2人っきりという緊張とは違う
心配でドキドキが始まって呼吸まで苦しくなり
もしかして死んでしまうのではないかという
恐怖の真っ只中に迷い込んでしまっていました。
観覧車に乗ろうと考えただけで
この激しい緊張感だったのでこの日の観覧車は何とか取り繕って
先に延ばすことにした。
パニック障害の経験がない彼女には全く理解してもらえないのも
また辛いことの1つなんですよ。
パニック障害を治すためにやったこと
兎に角いろんなことを試してみた。
病院にも行ったし、薬もいろいろ出されて試してきたけれど
やっぱり電車での移動は怖いのです。
そうして西洋医療では原因が見つけられずにこれといった治療法が見つけられなかったので
東洋医療や民間療法などの代替医療を探していくと原因が分からなくても、自然治癒力で快復するという気功療法を見つけたのです。
しかし・・・
始めて相談した先生は
気功の技は凄いのかもしれないが高圧的で僕の不安な気持ちは余計に深まり
この先生で僕は本当に治るのかと疑問におもってしまった。
それから少し遠い所にまた腕のよい気功の先生がいると聞き訪ねてみると
真っ白な作務衣に大きな数珠を首から下げたその姿にも驚いたのですが
施術の料金の高額なことにも驚き通い続ける気持ちが無くなってしまったのです。
そうしてやっぱり気功でもダメなのかとあきらめかけた時に
とおん気功院を見つけることが出来たのです。
ところでパニック障害とはどんな病気?
日本では100人に3人が発症していると言われていて、呼吸困難、動悸、めまい、震えなどの症状があります。
閉ざされたエレベーターや飛行機、電車、バスなどの乗り物。
長時間おこなわれる会議など自由の利かない場所に身を置くときパニック発作が生じるために
パニック障害は気持ちのもち方や性格の問題と思われてしまうのです。
しかし実は脳内の不安に関する神経系の機能異常に関連していることがわかっています。
脳の3つの部分に通常とは違った変化が起こっているようで、それぞれがもつ機能に応じて、パニック発作や予期不安、広場恐怖などの症状があらわれていると考えられています。
(1)大脳
思考や意思などの高度な精神活動にかかわる場所です。パニック障害ではこの部位のセロトニンの分泌異常により、回避行動などが生じると考えられています。
(2)大脳辺緑系
本能的な不安や興奮が生まれる場所で、ここで分泌されるセロトニンという物質がその調整を行っています。パニック障害ではこの部位のセロトニンの分泌異常により、漠然とした強い不安が続くのではないかと考えられています。
(3)青斑核・視床下部
青斑核は脳内で警報装置のような役割をしていて危険があるとシグナルを出し、このサインを視床下部がキャッチし血管や心臓、汗腺に反応を起こします。パニック障害ではこの部位の誤作動により、危険がないのにもかかわらず、パニック発作が起こってしまうのではないかと考えられています。
脳が癒されて身体と心が癒される解決
彼はこのデート中の不安感がなかなか話せなかったと嘆いていました。
なにしろ今までの病院や気功の先生にはこんなに話せる雰囲気ではなかったし、自分がここまで話す前に怒られてしまったこともあったそうなんです。
安心して話し続けられたのは、とおん気功院の先生だけでしたと言ってました。
確かに施術時間に限りはあるのですが、不安な気持ちというのは誰かに聞いてもらうことや
言葉にして自分の中から一旦吐き出すというのも、実はヒーリング効果をサポートしていると私は考えています。
そして彼自身が話しながら、自分を振り返ることも出来るんだと思うのです。
彼は今でも電車に乗る時に不安感が過ることもあるそうですが、以前のような激しい緊張感に悩まされることはなくなりました。